「ホームページはあるんだけど、問い合わせは……ほぼ来ないですね(笑)」
「まぁでも、ホームページは名刺がわりに作ったものなので。これ単体でそこまでガッツリ集客しようとは思ってないんです。」

仕事柄、こういう話を聞くことが結構あります。

そういうとき「あ、そうなんですね!」とはいうものの、内心では、
「でもこのホームページ、ここがちょっともったいないな」
「ここを直したら、もうちょっと働いてくれそうなのに」
と思うことが、わりと多かったりもします。

ホームページを作っただけでは、勝手に問い合わせが来るわけではありません。

でもせっかく作るなら、「名刺がわり」だけで終わらせるのは、ちょっともったいない。

今回は、”とりあえず名刺がわりで作ったホームページ”でまず見直してほしいことを3つ書いてみます。

① トップページを開いてすぐ、「何をしているのか」が分かる?

まず最初に見てほしいのが、ホームページを開いた瞬間に表示されるトップページです。いわゆる「ファーストビュー」と呼ばれる部分ですね。

最近はおしゃれなホームページも増えていますが、デザインを重視するあまり、パッと見ただけでは「何のお店なんだろう?」と分かりにくいケースもあります。

大切なのは【顧客視点】。つまり、「このお店は何をしてくれるところなのか」ができるだけすぐ分かることです。

事業内容はTOPページを見ただけでパッとわかるか。これは意外に重要です。

まずは自分のホームページを初めて見るつもりで、
「5秒くらい見ただけで、何のお店か分かるか」
を確認してみてください。

② 欲しい情報はすぐ見つかる?

「料金どこ?」「予約どこ?」「アクセスどこ?」「お店の外観写真はどこ?」
……わかりにく!
こういうホームページは正直、めっちゃよくあります。

サービス内容は書いてある。
一応、経歴も書いている。
会社紹介もしている。(ちゃんとした会社なんだなと伝わる状態になっている)

でも、
「で、いくら?」
「で、肝心のお店(事業所)はどこ?」
など、重要な情報が分かりにくい。

ちょっとここで、私自身の体験談を。

以前、連休が取れそうだったとき、「せっかくだし貯金を使って、家族で海外クルーズに行きたい!」と思って、旅行会社のホームページを調べたことがありました。

でも、我が家は5人家族。
クルーズ旅行のサイトで料金を調べても、表示されるのは4人家族まで。

「5人以上はお問い合わせください」と書いてあるものの、そのページ自体には問い合わせボタンがない。

「じゃあ問い合わせよう」とトップページに戻ったものの、できればその前にざっくり料金が知りたい。

料金ページを探す。

……ない。載っていない。

仕方ないから問い合わせページを探すか。

……え、どこ?

(2分くらい経過後)
…………やっと見つけた!!

あれ、でも今度は入力必須項目がやたら多いな。

ここまで来て私は、「もういいか……」となって離脱しました(笑)。

上記はあくまで私の体験談ですが、必要な情報がなかなか見つからない状態は、問い合わせ前の離脱につながることがあります。

全てをトップページに書く必要はありません。
でも、お客さんが知りたがりそうな情報は、なるべくすぐ見つかるようにしておく。それだけでも、「問い合わせようかな」と思った人を途中で迷わせにくくなります。

とはいえ、お店や会社、事業所を経営している方は、自分ではホームページのどこに何が載っているかを分かっているので、「顧客からどう見えるか」に気づきにくいんですよね。
トップページが「自分が言いたいこと」ばかりになっていて、顧客目線になっていないこともあります。こういう部分を少し見直すだけでも、ホームページはぐっと使いやすくなります。

料金も、案件によって金額が変わるから書きづらいんですよね。わかります。

そして、見落とされやすいのが「外観写真」です。
おしゃれなカフェなどの飲食店や習いごと教室など、お客様の訪問が必要になる業種の場合は、外観写真を載せることがとても大切です。
ところが、ホームページ上やGoogleビジネスプロフィール上で、ものすごくよく探さないと外観写真が見つからないことも多々あります。

「お店(または事務所)の入っている建物の見栄えがあんまりよくないんだよね〜」と言いながら、あえて載せない方もいます。

そんな時は、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
外観を載せないことは、本当にお客様に喜ばれることなのか。

私自身、これまでホームページ(またはGoogleビジネスプロフィール)を見て
「このお店に行きたいな」
と思っても、
「……ん?このお店の外観写真はどこ??どんな建物に入ってるの?」
となったことが、何度もあります。

自分では気づきにくいからこそ、率直な意見を教えてくれる家族や友達にホームページを見てもらうのもおすすめです。

料金。
営業時間。
アクセス。
予約方法。
サービスの内容。

「料金どこにあるか探してみて」
「問い合わせ、してみようって思う構成になってる?」
とお願いしてみてください。

顧客は、思っているより意外なところで迷っていたりします。

③ 「詳しくはお問い合わせください」ばかりになっていない?

もちろん、問い合わせてもらわないと答えられないこともあります。

でも②の内容と少し重なりますが、「ここにお願いしたい!」と思うくらい気持ちが固まっていないと、問い合わせって意外としづらいものです。

料金 → お問い合わせください
サービス内容詳細 → お問い合わせください
今月の空き状況 → お問い合わせください
詳しい流れ → お問い合わせください

となっていると、
「お問い合わせください、多いな!」と、問い合わせする前に疲れます。

まだ「このお店にしよう」と決めていない人からすると、問い合わせって意外とハードルが高いんですよね。

「電話したら営業されるかな。」
「問い合わせフォームに送ったら、その後何回も連絡来るかな。」
と考える人もいます。

なので、
「○○円〜」
「所要時間 約○分」
「相談だけでもOK」
「Web予約は○日前まで。直前の予約はお問い合わせください」

など、出せる情報は先に出しておく。
これだけで結構安心します。

問い合わせしないと何も分からないホームページより、問い合わせ前にある程度の情報が分かるホームページのほうが、「ちょっと聞いてみようかな」と思ってもらいやすくなります。

名刺がわりのホームページでも、少しは仕事をしてもらおう

ホームページを直せば問い合わせが一気に増える、ということは、ほとんどありません。

でも、せっかくGoogleマップや検索、紹介などからホームページまで来てくれた人がいるなら、その人に、より興味を持ってほしい。

「ここ、何のお店?」
「問い合わせ先、どこ?」
と思わせて離脱されるのは、やっぱりもったいない。

ホームページを全部作り直す必要はないかもしれません。
でもまずは、
「自分がお客さんだったら、このホームページを見て問い合わせしたくなるかな?」
と考えてみる。

それだけでも、
「ここの説明、分かりにくいな」
「料金、もっと上に出した方がいいな」
「問い合わせボタン、これ小さすぎるな」
みたいなことが見えてきます。

名刺がわりで作ったホームページでも、せっかくならぜひ、働いてもらいましょう!

この「小さなWeb集客室」では、Googleマップ・ホームページ・AIなどを使った、小さなお店や会社でも実践しやすいWeb集客について書いています。

よかったら、またのぞきに来てもらえるとうれしいです。